「仕事を教えてもメモしない」若手社員に戸惑った話 【第33回】

若手社員の育て方

こんにちは、昭和課長です。

若手社員に仕事を教えている時、

「えっ、メモ取らないの?」

と思ったこと、ありませんか?

私たち世代は、 新人時代に「メモを取れ」と何度も言われて育ってきました。

メモ帳とボールペンは新人の必需品。
先輩の話を必死に書き留めながら覚えていった人も多いと思います。

だからこそ、 何も書かずに話を聞いている若手を見ると、

「本当に理解してるのか?」
「やる気がないのかな…」

と不安になってしまうんですよね。

私自身も最初はかなりモヤモヤしていました。

ですが、若手社員と接していく中で、 “メモをしない=話を聞いていない” とは限らないことに気づいたんです。

今回は、 「なぜZ世代はメモを取らないのか?」
そして50代管理職として、どう向き合えばラクになるのかをお話しします。

なぜZ世代はメモを取らないのか?

紙よりスマホ・デジタルが当たり前の世代

今の若手社員は、 学生時代からスマホ中心で育っています。

予定管理もスマホ。
調べものもスマホ。
メモもアプリ。

つまり、“紙に書く習慣”自体が少ないんです。

私たち世代は、 手帳やノートを使うのが当たり前でした。

仕事を覚える時も、 「とにかく書け」 と言われてきましたよね。

でも今の若手にとって、 “紙に書くこと”は必ずしも自然な行動ではありません。

ここに、まず大きな世代ギャップがあります。

「まず理解したい」が先にある

私が若手を見ていて感じたのは、

“書くこと”より、
“理解すること”

を優先している人が多いということです。

私たち世代は、 とりあえずメモして後で覚えるスタイルでした。

でもZ世代は、

「意味を理解してから動きたい」

という傾向があります。

だから、 話を聞きながら頭の中で整理しているケースもあるんです。

以前の記事でも書きましたが、 Z世代は「まずやってみます」が少ないと言われます。

それは怠けているわけではなく、 “納得してから行動したい” という考え方が強いからなのかもしれません。

メモする余裕がないほど緊張していることもある

意外だったのは、 若手本人はかなり緊張していることです。

特に入社直後は、

「話を聞き逃さないようにしなきゃ」
「失敗したくない」

という意識が強すぎて、 逆にメモまで手が回らないことがあります。

表面上は落ち着いて見えても、 頭の中は必死だったりするんですよね。

実際、 「Z世代は本当に使えないのか?」 と感じる場面の多くは、 経験不足や緊張が原因だったりします。

Z世代は本当に使えないのか?そう感じる理由と上司が知るべき本音【第25回】

こちらの記事でも、 “使えない”と感じる背景について詳しく書いています。

50代管理職がモヤモヤする理由

私たちは“メモして覚える”時代だった

正直、私は最初かなり気になりました。

説明しても、 若手が何も書かない。

すると、

「本当に覚える気あるのかな…」

と思ってしまったんです。

でも考えてみると、 私たちは“メモして覚える文化”の中で育ってきました。

新人時代、 先輩の話をノートにびっしり書いていた人も多いと思います。

だからこそ、 “書かない”ことに違和感を持ってしまうんですよね。

メモ=やる気という価値観

昭和世代・平成世代の管理職は、

「メモを取る=真剣」

という感覚を持っている人が多いです。

逆に言えば、 何も書かないと、

「興味がないのかな?」
「聞いてないのかな?」

と感じやすい。

でも若手側には、 “頭で理解している” つもりの場合もあります。

ここがすれ違いやすいポイントなんですよね。

「なんでメモしないの?」とイライラしてしまう

忙しい時ほど、 管理職側には余裕がありません。

だから、 何度も同じ説明をしたり、 若手が理解しているのか不安になると、 ついイライラしてしまいます。

私自身も、

「頼むから書いてくれ…」

と思ったことが何度もありました。

ただ今振り返ると、 若手を変えようとする前に、 自分の“当たり前”を押しつけていた部分もあった気がします。

もし今、 部下へのイライラが積み重なっているなら、 こちらの記事も参考になるかもしれません。

部下にイライラするあなたへ|50代管理職がラクになる考え方と対処法【第29回】

実際に試して効果があった工夫

メモを強制するより“整理”を教える

以前の私は、

悩める昭和課長
悩める昭和課長

「ちゃんとメモ取って」

と注意していました。

でも、それだけではあまり変わりませんでした。

そこで、

「何を書けばいいか」

を具体的に伝えるようにしたんです。

例えば、

  • 締切
  • 相手の名前
  • やること
  • 注意点

この4つだけは残そう、と決めました。

すると若手も、

「全部書かなくていいんだ」

と安心したようでした。

管理職側が、 “メモの目的” を整理して伝えるだけでも、 かなり変わるんだと感じました。

あとで見返せる環境を作る

若手によっては、 “書く”より“写真”や“データ保存”のほうが得意な人もいます。

そこで私は、

  • マニュアル共有
  • チャットで補足
  • 要点を文章化

などを意識するようにしました。

すると、 同じミスが減ったんです。

「覚え方」が違うだけだったのかもしれません。

「スマホメモOK」にしたら変わった

最初は正直、 仕事中にスマホを触ることに抵抗がありました。

でも若手に聞くと、

「スマホのほうが後で見返しやすい」

と言うんです。

そこで、 業務内容によってはスマホメモもOKにしてみました。

すると、 以前より内容をしっかり覚えている場面が増えました。

“紙じゃないとダメ” という固定観念を、私自身が持っていたのかもしれません。

メモの形は変わっても“覚えようとする姿勢”は同じ

紙文化とデジタル文化の違い

私たちは紙文化。

若手はデジタル文化。

ただ、それだけの違いなのかもしれません。

もちろん、 最低限メモを取る姿勢は大切です。

でも、 “紙に書いていない=やる気がない” と決めつけるのは早いのかもしれません。

若手なりに工夫している場合もある

実際、 後からパソコンにまとめたり、 スマホに整理したりしている若手もいました。

つまり、 “メモしていない”のではなく、 “やり方が違う”だけだったんです。

ここに気づいてから、 私自身かなりラクになりました。

イライラより“理解する姿勢”が大事

世代ギャップは、 なくならないと思います。

でも、 「なんで今どきの若手は…」 と考えるより、

「やり方が違うんだな」

と思えるだけで、 少し気持ちがラクになります。

私自身、 “メモを取らない若手” ではなく、

“メモの方法が違う世代”

として見るようになってから、 イライラすることが減りました。

管理職に必要なのは、 昔のやり方を押しつけることではなく、 相手に合った伝え方を探すことなのかもしれません。

もし今、 「最近の若手、なんでメモしないんだろう…」 と悩んでいるなら、

“やる気がない” ではなく、 “やり方が違う” という視点で、一度見てみる。

それだけでも、 職場の空気は少し変わる気がしています。

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。

※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

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