こんにちは、昭和課長です。
ある日、若手社員にこう言われました。
「課長、それパワハラです。」
正直、耳を疑いました。
私としては、ただ仕事を教えているだけのつもりだったからです。
昔の職場では、先輩から厳しく指導されることは当たり前でした。
- 先輩の背中を見て覚える
- 怒られて成長する
- 飲み会で人間関係を作る
- 空気を読んで動く
そんな文化が当たり前の時代でした。
しかし今は、働き方や価値観が大きく変わっています。
そもそも私が、Z世代との世代ギャップについて強く意識するようになったきっかけは、 【第1回】部下がZ世代だった話|昭和課長がブログを始めた理由 でも書いた通り、日々の職場で感じる小さな違和感の積み重ねでした。
今回は、若手社員に「それパワハラです」と言われた日の出来事と、そこから感じた世代ギャップについて書いてみたいと思います。
「それパワハラです」と言われた瞬間
現場で起きた出来事
ある日のことでした。
若手社員が作った資料を確認していると、いくつか気になる点がありました。

「この資料、やり直してくれる?」
すると、少し間があってから彼がこう言ったのです。

「課長、それパワハラです。」
一瞬、頭が真っ白になりました。
「え?これがパワハラ?」
正直、そんな気持ちでした。
私はただ指導しているつもりだったのです。
私は怒っているつもりではなかった
決して怒鳴っていたわけではありません。
ただ、 「もう少し良い資料にしたい」 という気持ちで伝えただけでした。
しかし、相手の受け取り方は違っていたようです。
この出来事をきっかけに、私は「指導」と「パワハラ」の境界線について考えるようになりました。
今振り返ると、私は「ダメ出し」はしていても、 「どう直せば良くなるのか」を十分に伝えられていなかったのかもしれません。
Z世代が「パワハラ」と感じるポイント
人前で注意される
最近の若い世代は、人前で注意されることを強く嫌う傾向があります。
昭和世代では、職場で叱られることは珍しくありませんでした。
しかし今は、できるだけ個別に伝えることが大切だと言われています。
実際、私も昔は先輩からみんなの前で怒られることがありました。
その場では悔しくても、
「期待されているから厳しく言われている」
と受け止めていた部分もあります。
ただ、今の若い世代にとっては、 「人前で注意されること自体」が強いストレスになる場合もあるようです。
感情的に怒る
感情的な指導は、特に若い世代には受け入れられにくいと言われています。
大きな声で怒ったりすると、それだけで「パワハラ」と感じられることもあります。
昭和世代の感覚では、
「厳しく言われる=成長のため」
という考え方がありました。
しかし今は、
「人格を否定された」
と感じる人も少なくありません。
同じ言葉でも、受け取り方が大きく違うのです。
「昔はこうだった」と言う
つい言ってしまいがちなのがこの言葉です。
ただ、若い世代にとってはプレッシャーになることもあります。
「昔は徹夜して覚えた」 「新人はもっと動いていた」
そう言われても、
「今とは時代が違う」
と感じる若手も多いのでしょう。
実はこうした価値観の違いは、日常の小さな場面でも感じます。
たとえば「掃除は当たり前」という感覚も通じないことがあります。
▶ 【第2回】Z世代はなぜ掃除をしないのか? でも書きましたが、 「言われていない仕事はやらない」という考え方は、今の世代ではごく自然なのかもしれません。
昭和世代の価値観
厳しさ=愛情だった時代
昭和の職場では、厳しく指導することが当たり前でした。
むしろ、厳しくされることが「期待されている証拠」と感じることもありました。
私自身も、
- 怒られながら仕事を覚える
- 先輩の背中を見て学ぶ
- とにかく現場で経験を積む
そんな環境で育ってきました。
怒られて覚える文化
「失敗して覚える」
そんな文化の中で、多くの人が仕事を覚えてきたと思います。
だからこそ、
「注意される=否定される」
という感覚は、あまりありませんでした。
しかし今は違います。
若い世代は、
- 納得感
- 安心感
- 説明の丁寧さ
を重視しているように感じます。
上司は怖い存在だった
昔は、上司といえば距離のある存在でした。
今のように気軽に話せる関係ではなかったように思います。
一方で最近は、
「相談しやすさ」 「話しやすさ」
を求める若手も増えています。
そのため、 「命令する上司」 よりも、 「対話できる上司」 が求められているのかもしれません。
昭和課長の気づき
怒るより伝える時代
今回の出来事で感じたのは、
「怒る」よりも「伝える」ことの重要性です。
どうして修正が必要なのか。 どこを直せばいいのか。
それを具体的に伝えることが必要でした。

「どこを直せばいいのか教えてもらえますか?」
この一言で、私は気づかされました。
私は「ダメ」とは言っても、 「どうすればいいか」は伝えていなかったのです。
また、最近感じるのは、 「自分から動かない若手が増えた」 ということです。
以前は、
「もっと自分で考えて動けばいいのに」
と思っていました。
しかし実際には、
- 失敗したくない
- 間違えたくない
- 責任を負いたくない
という不安を抱えている場合もあるようです。
この「指示待ち」に見える背景については、 【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観 でも詳しく書いています。
価値観の違いは他にもある
例えば、仕事終わりの時間の使い方も大きく違います。
▶ 【第4回】飲み会に来ないZ世代の本音 でも書きましたが、 「飲み会=仕事」という感覚は、今の世代にはほとんどありません。
さらに最近では、働き方そのものも変わってきています。
▶ 【第5回】残業しない若手に違和感を覚えた私が知った本音 では、 「時間ではなく成果で考える」という価値観に気づかされました。
世代ギャップとうまく付き合う方法
否定から入らない
価値観の違いを感じたときこそ、まず否定しないことが大切です。
最初から 「最近の若い人は…」 と決めつけてしまうと、コミュニケーションは難しくなります。
まずは話を聞く
実際に話を聞いてみると、納得できることも多いです。
こちらが当たり前だと思っていることも、相手には違って見えている場合があります。
時代は変わるもの
昭和のやり方がすべて間違いではありません。
しかし、今の時代には今のやり方があります。
その違いを理解しながら、 お互いに歩み寄っていくことが必要なのかもしれません。
まとめ
「それパワハラです」と言われたあの日。
最初は戸惑いしかありませんでした。
しかし今振り返ると、あの一言があったからこそ、 自分の考え方を見直すきっかけになったと思います。
世代が違えば、価値観も違う。
それは当たり前のことです。
大切なのは、どちらが正しいかではなく、 違いを理解しようとする姿勢なのかもしれません。
昭和世代とZ世代。
同じ職場で働く仲間として、 少しずつ歩み寄っていければと思います。
関連記事
- 【第1回】部下がZ世代だった話|昭和課長がブログを始めた理由
- 【第2回】Z世代はなぜ掃除をしないのか?
- 【第4回】飲み会に来ないZ世代の本音
- 【第5回】残業しない若手に違和感を覚えた私が知った本音
- 【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観
※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。
すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。


コメント