「なんで相談してくれない?」と悩んだ私が知ったZ世代の“報連相”の考え方 【第39回】

コミュニケーション

こんにちは、昭和課長です。

管理職をしていると、こんなふうに感じることはありませんか?

  • 「もっと早く相談してくれれば良かったのに…」
  • 「なぜ一人で抱え込むんだろう」
  • 「問題が起きてから報告されても困る」

私自身、50代の管理職として何度も同じような経験をしてきました。

特にZ世代の若手社員と働くようになってからは、「報連相」の感覚の違いに戸惑う場面が増えたように感じています。

もちろん、彼らが悪いわけではありません。

むしろ真面目で責任感が強いからこそ、「自分でなんとかしよう」と抱え込んでしまうケースも多いのです。

今回は、私自身が職場で経験した出来事を通じて、

  • なぜZ世代は相談しないのか
  • 昭和世代との報連相の違い
  • 管理職としてどう向き合うべきか

について書いてみたいと思います。

そもそも私が世代ギャップを強く感じるようになったきっかけについては、 【第1回】部下がZ世代だった話|昭和課長がブログを始めた理由 でも触れています。

昭和世代にとって「報連相」は社会人の基本だった

私たち昭和世代は、社会人になった頃から「報連相」を厳しく教えられてきました。

  • 報告
  • 連絡
  • 相談

これは仕事の基本中の基本。

むしろ、

「困ったらすぐ上司に相談しろ」

と言われながら育ってきた世代です。

特に製造業の現場では、小さなミスが大きなトラブルにつながることもあります。

だからこそ、

  • 早めに相談する
  • 一人で判断しない
  • 問題を共有する

という考え方が強く根付いていました。

私自身も、若い頃は上司からかなり厳しく言われた記憶があります。

「なんで相談してくれないの?」と思った出来事

ある日のことでした。

若手社員が担当していた仕事で、納期直前になって問題が発覚しました。

悩める昭和課長
悩める昭和課長

「これ、前から分かってたよね?」

Z世代部下A
Z世代部下A

「自分で解決できると思ってました…」

正直、そのときはかなり驚きました。

「なぜもっと早く相談しなかったんだ?」

そう思いました。

もし途中で相談してくれていれば、もっと早く対応できたかもしれません。

しかし彼は、

  • 上司に迷惑をかけたくない
  • 自分でなんとかしたい
  • 怒られたくない

そんな気持ちだったようです。

Z世代は「相談=迷惑」と感じている?

この出来事をきっかけに、若手社員の考え方を少し意識するようになりました。

すると、あることに気づいたのです。

Z世代の若手社員は、

「相談する=迷惑をかける」

と感じているケースが意外と多いのです。

昭和世代の場合、

「相談しない方が怒られる」

という感覚がありました。

しかし今の若い世代は逆で、

  • 自分で解決しようとする
  • なるべく迷惑をかけたくない
  • 失敗を見せたくない

という心理が強いように感じます。

これは決して「やる気がない」のではなく、むしろ責任感の強さから来ている部分もあるのかもしれません。

「怒られたくない」が強い時代

最近の若手社員を見ていると、「失敗への恐怖」がかなり強いように感じます。

これは以前の記事、

【第3回】「それパワハラです」と言われた日

でも書いたように、今の時代は“強い指導”が難しくなっている背景も関係しているのかもしれません。

昔は、

「怒られて覚える」

という文化がありました。

しかし今は、

  • ミスを責められたくない
  • 否定されたくない
  • プレッシャーを避けたい

という感覚がかなり強くなっています。

その結果、

「相談する前に自分でなんとかしよう」

と考えてしまうのかもしれません。

「指示待ち」と「相談できない」は似ている

管理職をしていると、

「最近の若手は指示待ちだな」

と感じることがあります。

ただ実際には、

「勝手に動いて失敗するのが怖い」

という心理も大きいようです。

この感覚については、

【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観

でも詳しく書きました。

若手社員からすると、

  • どこまで自分で判断していいのか分からない
  • 間違えるのが怖い
  • 責任を負いたくない

という不安もあるのでしょう。

昭和世代の「まず動け」という感覚とは、かなり違うのかもしれません。

管理職として変えたこと

この経験以降、私自身も少し接し方を変えるようになりました。

① 相談しやすい空気を作る

以前は、

「何かあったら相談して」

と言うだけでした。

しかし、それだけでは若手は動きません。

今は、

  • 「途中でも大丈夫」
  • 「小さいことでも聞いて」
  • 「早めに相談してくれる方が助かる」

と具体的に伝えるようにしています。

② 失敗を責めすぎない

もちろんミスは良くありません。

しかし、相談した結果の失敗と、抱え込んだ末の失敗では意味が違います。

まずは、

「相談してくれてありがとう」

を伝えることを意識しています。

③ 「相談=悪いこと」ではないと伝える

若手社員の中には、

「相談する=能力不足」

と感じている人もいます。

だからこそ、

「相談は仕事の一部」

だと繰り返し伝えるようになりました。

世代が違えば「報連相」の感覚も違う

今回改めて感じたのは、

「報連相の常識も世代によって違う」

ということです。

昭和世代は、

  • すぐ相談する
  • 上司を頼る
  • 共有を重視する

一方、Z世代は、

  • まず自分で考える
  • 迷惑をかけたくない
  • 自分で解決したい

という傾向があるように感じます。

どちらが正しいという話ではありません。

大切なのは、お互いの価値観の違いを理解することなのかもしれません。

まとめ

「なんで相談してくれないんだろう」

以前の私は、そう思うことばかりでした。

しかし今は、

「相談できない理由があるのかもしれない」

と考えるようになりました。

世代が違えば、仕事に対する考え方も変わります。

だからこそ管理職には、

  • 一方的に怒るのではなく
  • 背景を理解し
  • 相談しやすい環境を作る

ことが求められているのかもしれません。

同じように若手社員との距離感に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

関連記事

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。
すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました