「電話が苦手です」と言われて驚いた私が知ったZ世代のコミュニケーション事情 【第40回】

コミュニケーション

こんにちは、昭和課長です。

皆さんの職場にも、電話対応を苦手にしている若手社員はいませんか?

私は最初、その姿を見て驚きました。

「電話くらい普通に取ればいいのに」
「社会人なら当たり前では?」

昭和世代として長年働いてきた私にとって、電話対応は社会人の基本という感覚がありました。 新人の頃は、まず電話を取ることから仕事を覚えたという方も多いのではないでしょうか。

しかし実際に若手社員の話を聞いてみると、そこには私たちとはまったく違うコミュニケーション環境がありました。

今回は、Z世代が電話を苦手とする理由と、管理職として感じた世代ギャップについてお話ししたいと思います。

電話が苦手な若手社員に驚いた日

ある日のことでした。

事務所の電話が鳴っているのに、若手社員がなかなか受話器を取りません。

私が代わりに電話へ出たあと、

悩める昭和課長
悩める昭和課長

「今の電話、取らなかったの?」

と聞くと、こんな返事が返ってきました。

Z世代部下 C
Z世代部下 C

「課長、電話がちょっと苦手なんです。」

正直、驚きました。

私たちの世代では、新人の仕事といえば電話対応から覚えるのが当たり前だったからです。

しかし彼女に悪気はありません。 仕事には真面目で、与えられた業務もきちんとこなしています。

だからこそ、

「なぜ電話だけ苦手なのだろう?」

という疑問が残りました。

Z世代は電話よりメッセージで育った世代

話を聞いてみると、その理由が少しずつ見えてきました。

電話を使う機会が圧倒的に少ない

今の若い世代は、

  • LINE
  • SNS
  • チャット
  • DM
  • メール

など、文字によるコミュニケーションが中心です。

友人との連絡も電話よりメッセージが主流です。

私たちが若い頃のように、

「まず電話をかける」

という文化ではありません。

つまり電話そのものに慣れていないのです。

事前準備ができないことへの不安

電話は突然始まります。

  • 誰からの電話なのか
  • 何の用件なのか
  • どんな質問が来るのか

分からないまま会話が始まります。

一方でチャットやメールは内容を確認してから返信できます。

考える時間があります。

Z世代にとって電話は、 「即興で対応しなければならない難しいコミュニケーション」 なのかもしれません。

「電話が苦手=やる気がない」ではない

以前の私は、電話を取らない若手を見ると、

「積極性が足りないのかな」

と思っていました。

しかし今は違います。

実際には、

  • パソコン業務は早い
  • 資料作成は丁寧
  • 新しいシステムを覚えるのも早い
  • 学ぶ意欲もある

そんな部下が多いからです。

価値観や得意分野が違うだけなのだと気づきました。

同じような気づきは、 【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観 でも経験しています。

当時は「自分で動かない」と感じていましたが、実際には「勝手に判断しない」という考え方が背景にありました。

電話を嫌がる本当の理由

失敗することへの不安

最近の若手は失敗を非常に気にします。

電話では、

  • 聞き間違い
  • 言い間違い
  • 伝達ミス

が起きる可能性があります。

だからこそ慎重になるのです。

この考え方は、 【第38回】「言われたことしかやらない」は本当か?Z世代部下の“失敗回避思考” にも通じる部分があります。

記録が残らない不安

チャットやメールは履歴が残ります。

しかし電話は残りません。

そのため、

「言った・言わない」

のトラブルを不安に感じる若手も少なくありません。

これは合理的に考えれば理解できる部分でもあります。

管理職として考え方を変えたこと

以前は、

「電話くらい慣れろ」

と思っていました。

しかし今は少し考え方が変わりました。

まずは理由を聞く

頭ごなしに注意するのではなく、 なぜ苦手なのかを聞くようにしています。

話を聞くことで、こちらが思ってもいなかった理由が見えてくることがあります。

小さな成功体験を積ませる

いきなり難しい電話対応を任せるのではなく、

  • 取り次ぎ
  • 社内連絡
  • 簡単な問い合わせ対応

から始めてもらいます。

経験を積むことで徐々に自信がついていきます。

電話だけがコミュニケーションではない

今の時代は、 コミュニケーション手段そのものが多様化しています。

電話が苦手でも、 チャットやメールで高い能力を発揮する人もいます。

管理職としては、その強みを活かす視点も必要だと感じています。

世代が違えばコミュニケーションも変わる

私たち昭和世代は電話で話すことが当たり前でした。

一方でZ世代は文字で伝えることが当たり前です。

どちらが正しいという話ではありません。

育った環境が違うのです。

同じような価値観の違いは、 【第4回】「飲み会も仕事でしょ?」と思っていた私が知ったZ世代の本音 や、 【第39回】「なんで相談してくれない?」と悩んだ私が知ったZ世代の“報連相”の考え方 でも感じました。

また、このブログを始めたきっかけについては、 【第1回】部下がZ世代だった話|昭和課長がブログを始めた理由 でも詳しく書いています。

若手社員を理解しようとすると、私たち自身も新しい発見があります。

まとめ

電話が苦手な若手社員を見て、 以前の私は

「社会人として大丈夫かな」

と感じていました。

しかし実際には、コミュニケーション手段そのものが変化していたのです。

大切なのは、 昔の常識を押し付けることではなく、 相手の背景を理解しながら成長を支えることなのかもしれません。

電話が苦手な若手社員に悩んでいる方は、 ぜひ一度その理由を聞いてみてください。

思わぬ発見があるかもしれません。

同じように若手社員との接し方に悩む管理職の方の参考になれば幸いです。

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。

※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。
すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

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