こんにちは、昭和課長です。
最近、職場でこんなふうに感じたことはありませんか?
- 終業時間前なのに、若手がすでに私服に着替えている
- 定時になると同時にタイムカードを押して帰っていく
- 「まだ勤務時間中なのに、それでいいの?」とモヤモヤする
正直に言うと、私も同じように感じていました。
「まだ就業時間内なのに、もう着替えているのか?」
「最後まで仕事をするのが当たり前じゃないのか?」
製造業の現場で長く働いてきた私にとって、終業時間まで作業着を着て現場にいることは、ごく自然なことでした。
だからこそ、若手社員が終業前に私服へ着替え、定時になるとすぐ帰る姿を見たときには、少し強い違和感を覚えたのです。
実はこの感覚は、以前感じた【第5回】「もう帰ります」残業しない若手に違和感を覚えた私が知った本音とも、どこか共通しているように思います。
今回は、そんな私が「終業前に着替える若手社員」に感じた違和感と、実際に話を聞いたことで気づいた時間に対する価値観の違いについてお話しします。
「もう着替えてるの?」終業前の若手に感じた違和感
ある日のことでした。
終業時間が近づいた頃、ふと現場に目を向けると、すでに私服に着替えている若手社員がいました。
その日の担当業務はほぼ終わっていたようですが、時計を見ると、まだ終業時間までは少しあります。
そして定時になると同時にタイムカードを押し、そのまま帰宅していきました。
その姿を見た私は、思わず心の中でつぶやきました。

(心の声)
「いや、まだ仕事時間中だよな……?」
「着替えるのは、仕事が終わってからじゃないのか?」
昭和世代の感覚では、次のような考え方を持っている人も多いのではないでしょうか。
- 終業時間までは仕事をする
- 着替えは終業時間後にする
- 最後まで職場にいることが社会人として自然
- 時間より先に帰る準備をするのは、少し気が早い
もちろん、すべての昭和世代が同じ考え方をしているわけではありません。
ただ、私自身は長年そうした職場文化の中で働いてきました。そのため、「終業前に帰る準備をする」という行動が、どうしても仕事に対する姿勢と結びついて見えてしまったのです。
しかし、今振り返ると、この時点で私は一つの思い込みを持っていました。
「自分が違和感を覚えること=相手が間違っていること」ではないということです。
調べてみて分かった「着替え時間」と働き方の考え方
気になった私は、この件について自分なりに調べてみました。
すると、着替えの時間については、単純に「勤務時間外だから本人の自由」「必ず労働時間に含まれる」と一律に決められるものではなく、業務との関係や会社からの指示、職場のルールなど、状況によって考え方が変わることが分かりました。
たとえば、仕事をするために特定の制服や作業着の着用が求められている場合、その着替えが業務とどの程度関係しているのかは重要なポイントになります。
一方で、私服への着替え方やタイミングについても、会社の就業規則や現場のルールによって違いがあります。
つまり大切なのは、管理職の個人的な感覚だけで判断するのではなく、まず会社としてどのようなルールになっているかを確認することだと感じました。

(心の声)
「昔からそうだったから、という理由だけでは判断できないな……」
ここで私が改めて感じたのは、職場には「ルール」と「なんとなくの慣習」が混ざっていることがある、ということです。
昔から誰も疑問を持たず続けてきたことが、実は明文化されたルールではなかった。そんなことは、どの職場にもあるかもしれません。
管理職として必要なのは、自分が若い頃に教わった常識だけで判断するのではなく、現在のルールや働き方を確認する姿勢なのだと思います。
若手社員に聞いてみた「終業前に着替える理由」
調べるだけでは、本当の気持ちは分かりません。
そこで私は、後日、本人に率直に聞いてみることにしました。
もちろん、「なんでそんなことをするんだ」と責めるような聞き方ではありません。
私自身が疑問に思っていることを、そのまま聞いてみたのです。

「終業前に着替えるのって、特に気にしていない?」
すると、若手社員からは意外なほどあっさりとした答えが返ってきました。

「その日の業務が終わっているなら、問題ないと思っていました」
さらに、こう続けます。

「時間になったらすぐ帰れるようにしておきたいだけです」
この言葉を聞いて、私は少し拍子抜けしました。
そこには「仕事を早く終わらせたい」「上司より先に帰りたい」といった反発の気持ちは、少なくとも私が話を聞いた限りでは感じられなかったからです。
本人にとっては、単純に効率を考えた行動だったのです。
つまり、若手社員にとっては、
- やるべき仕事は勤務時間内に終わらせる
- 仕事が終わった後の時間も大切にしたい
- 必要のない待ち時間はできるだけ減らしたい
- 定時に帰ることは悪いことではない
という考え方が、ごく自然なものだったのかもしれません。
この考え方は、以前若手から言われた【第9回】「それ、やる意味ありますか?」と聞かれて戸惑った私が気づいたZ世代の本音とも共通していると感じました。
「なぜこの仕事をするのか」
「それは本当に必要なのか」
「もっと効率よくできないのか」
彼らは仕事の意味や時間の使い方について、私たちとは違う角度から考えているのかもしれません。
違和感の正体は「時間の使い方」に対する価値観の違いだった
今回の出来事を振り返ってみると、私が感じていた違和感の正体は、着替えることそのものではありませんでした。
時間に対する考え方の違いだったのだと思います。
私たち昭和世代は、どちらかといえば「時間いっぱい働くこと」に価値を感じてきた世代です。
- 終業時間までは仕事をする
- 忙しいときは残業も仕方がない
- 最後まで現場にいることに責任感を感じる
一方で、若い世代には、
- やるべき仕事が終われば問題ない
- 限られた時間を効率よく使いたい
- 仕事以外の時間も自分の人生の一部として大切にしたい
という考え方があるように感じます。
もちろん、これは世代だけで完全に分けられるものではありません。昭和世代にも効率を重視する人はいますし、Z世代にも仕事に時間をかける人はいます。
ただ、世代によって育ってきた社会環境や働き方が違えば、「当たり前」の基準にも差が出るのは自然なことです。
以前、残業をしない若手社員に違和感を持ったときも、私は同じようなことを感じました。
【第5回】「もう帰ります」残業しない若手に違和感を覚えた私が知った本音でも書きましたが、長く職場にいることと、仕事への意欲や成果は、必ずしも同じではありません。
「時間を使い切ることが大切」なのか。
「時間を効率よく使うことが大切」なのか。
私が若手社員との間に感じていた違和感は、この違いから生まれていたのだと思います。
管理職として、終業前の着替えにどう向き合うべきか
では、管理職としてはどう向き合えばよいのでしょうか。
今回の経験から、私なりに意識するようになったことが3つあります。
① まず会社のルールを明確にする
一番大切なのは、管理職個人の感覚ではなく、会社や職場としてのルールを確認することです。
「昔からこうだから」ではなく、
- 着替えはいつ行うことになっているのか
- 終業前に帰宅準備をしてよいのか
- 業務が残っている場合はどうするのか
などを明確にしておくことで、世代による認識のズレを減らすことができます。
ルールが曖昧な職場では、ベテランと若手がそれぞれ自分の「当たり前」で判断してしまいます。
だからこそ、管理職が一方的に注意する前に、「そもそも何が基準なのか」を整理することが大切だと感じました。
② 「違和感」だけで判断しない
「なんとなく気になる」
「昔はそんなことをしなかった」
管理職をしていると、こうした感覚を持つことはあります。
しかし、その違和感だけを理由に若手を注意すると、本人からすれば「何が悪いのか分からない」ということになりかねません。
注意や指導をするのであれば、業務上の理由や具体的な基準を伝えることが必要です。
これは、以前「指示待ちなのか?」と感じた若手社員と接したときにも学んだことでした。
表面的な行動だけを見て判断するのではなく、「なぜそのように行動しているのか」を確認することが大切なのだと思います。
③ 価値観の違いを「対立」ではなく「対話」に変える
昭和世代とZ世代では、働き方に対する価値観が違うことがあります。
しかし、その違いを「最近の若者はおかしい」「昔の考え方は古い」と対立させても、職場は良くなりません。
大切なのは、お互いがどう考えているのかを知ることです。
今回も、本人に理由を聞かなければ、私はずっと「やる気がないのでは」と思い込んでいたかもしれません。
しかし話を聞いてみると、本人には本人なりの合理的な理由がありました。
もちろん、すべてを若手の考え方に合わせる必要はありません。
職場には守るべきルールがあり、安全や品質、チームワークのために必要なこともあります。
ただし、理由を説明し、お互いの考えを共有することで、必要以上の摩擦は減らせるのではないでしょうか。
まとめ|違和感は、自分の考え方をアップデートするチャンス
終業前に着替える若手社員への違和感。
最初の私は、正直なところ「まだ勤務時間中なのに」としか思っていませんでした。
しかし、調べてみて、本人の話を聞いてみると、そこには私とは違う時間の使い方がありました。
今回の出来事で私が感じたのは、
- 働き方に対する価値観の違い
- 時間の使い方に対する考え方の違い
- 「当たり前」だと思っていたことが、実は世代特有の感覚かもしれないということ
です。
今でも、終業前に着替えている若手を見れば、一瞬「あれ?」と思うことがあります。
長年身についた感覚は、簡単には変わりません。
でも、今はこう考えるようにしています。

(心の声)
「この違和感にも、何か理由があるのかもしれない」
「まずは自分の当たり前を見直してみよう」
昭和世代とZ世代。
考え方や働き方には違いがあります。しかし、同じ職場で働く仲間であることは変わりません。
どちらが正しいかを決めるのではなく、それぞれの価値観を知りながら、職場にとってより良い方法を探していく。
それが、これからの管理職に必要な姿勢なのかもしれません。
もし同じように「最近の若手は理解できない」と感じている方がいれば、その違和感をすぐに否定する必要はないと思います。
ただ、違和感を持ったときこそ、「なぜそう思うのだろう?」「相手はどう考えているのだろう?」と一度立ち止まってみる。
その小さな対話が、世代間の距離を縮めるきっかけになるのかもしれません。
同じように若手社員との接し方や世代間の違いに悩んでいる管理職の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
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※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※着替え時間や労働時間の取り扱いは、業務内容や会社の指揮命令、就業規則などによって異なる場合があります。具体的な判断については、会社の就業規則や専門家への確認をおすすめします。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。


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