「今日はここまで」で終わる若手社員|50代管理職が感じた成果に対する考え方の違い【第57回】

若手社員の育て方

こんにちは。昭和課長です。

以前、このブログでは「残業をしない若手社員」について記事を書きました。

働き方改革やワークライフバランスが浸透した今、定時で帰ること自体は決して悪いことではありません。実際、私の職場でも、多くの若手社員が時間を意識しながら効率よく仕事を進めています。

しかし、日々一緒に働いていると、残業をしないこととは少し違う「仕事への向き合い方」の違いを感じる場面があります。

それは、「今日はここまで」と一日の仕事量を自分の中で決めているように見えることです。

もちろん、納期に遅れているわけではありません。任された仕事も期限までには終わらせています。

ただ、時間に余裕があり、まだ取り組める仕事が残っていても、「今日はここまで」と区切りをつけ、翌日に回して定時で帰る姿を見ていると、私たち昭和世代とは仕事に対する考え方が大きく違うのだと感じます。

昭和世代の私は、「今日できることは今日やる」という考え方で社会人生活を送ってきました。

だからこそ、「もう少し頑張れば、さらに成長できるのではないか」と感じてしまうのです。

今回は、若手社員を否定するのではなく、50代管理職として実際に感じた成果に対する考え方の違いについて、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。


一日の仕事量を自分で決めているように見えた

最近、部下の仕事を見ていて気になることがあります。

それは、一日の仕事量を自分の中で決めているように見えることです。

例えば、午後になっても仕事は残っています。

納期までにはまだ余裕があり、翌日に回しても問題はありません。

本人も時間に追われている様子はなく、慌てて仕事をしているわけでもありません。

それでも定時になると、「今日はここまでです」と区切りをつけ、翌日に仕事を残したまま帰宅します。

もちろん、会社として決められた勤務時間を守ることは大切です。

無理な残業を続ける働き方が良いとは、私も思っていません。

だから、「定時で帰ること」が問題なのではありません。

私が気になっているのは、まだ時間にも余力があり、少し頑張れば今日終えられる仕事でも、翌日に回すという判断を自然にしていることです。

管理職として見ていると、「あと30分だけ集中すれば終わるのに」「今やってしまえば明日はもっと余裕ができるのでは」と感じる場面があります。

一方で、本人からすると、その日の予定していた仕事は終わっています。

だから、「なぜまだ頑張る必要があるのですか」という感覚なのかもしれません。

この考え方の違いは、仕事に対する姿勢というよりも、成果の考え方そのものが変わってきているように感じます。


昭和世代は「毎日全力」が当たり前だった

私たち昭和世代が社会人になった頃は、「毎日全力で働く」という空気が職場にはありました。

もちろん、今振り返れば効率が悪かった部分もあったと思います。

それでも、先輩たちの背中を見ながら、「自分も負けないように頑張ろう」と自然に思える環境がありました。

今日終わる仕事は今日終わらせる。

少し余裕があれば、明日の準備まで進めておく。

そうした一日一日の積み重ねが、一か月後、一年後の成果につながると信じて働いてきました。

私自身も製造業で長年働いてきましたが、仕事が一段落すると、「何か手伝えることはありませんか」と先輩に声を掛けることが当たり前でした。

早く帰りたいという気持ちがなかったわけではありません。

それ以上に、「少しでも経験を積みたい」「早く一人前になりたい」という気持ちの方が強かったのです。

また、周りの先輩たちも遅くまで一生懸命働いていました。

その姿を見ていると、「自分だけ先に帰るわけにはいかない」と感じたものです。

今思えば、それが良いことばかりだったとは言えません。

しかし、毎日少しだけ無理をしてでも挑戦した経験は、自分自身を成長させてくれたと感じています。

だからこそ、今の若手社員を見ていると、「もう少しだけ頑張れば、もっと成長できるのにもったいない」と感じてしまうのです。

これは世代による価値観の違いであり、どちらが正しいという話ではありません。

だからこそ管理職としては、自分たちの考え方を押し付けるのではなく、若手社員が何を大切にして働いているのかを理解しながら向き合うことが求められているのだと感じています。


Z世代は「無理をしない」を大切にしている

若手社員の働き方を見ていると、「頑張っていない」のではなく、「無理をしない」という考え方を大切にしているように感じます。

私たち昭和世代は、「若いうちは多少無理をしてでも経験を積むことが成長につながる」と教えられてきました。

一方で、今の若手社員は、自分のペースを保ちながら長く働くことを重視している人が多いように思います。

そのため、一日の仕事量を自分の中でコントロールし、「今日はここまで」と区切りをつけることに抵抗がありません。

決して仕事を放棄しているわけでも、責任感がないわけでもありません。

期限までに仕事を終わらせることができれば、それが自分の役割を果たしているという考え方なのでしょう。

この考え方は、ワークライフバランスを大切にする現代の価値観にも合っています。

私自身も、管理職としてその考え方を否定するつもりはありません。

しかし一方で、「少しだけ背伸びをする経験」が成長につながる場面もあると感じています。

難しい仕事に挑戦したり、少しだけ多く経験を積んだりすることで、仕事の幅は確実に広がっていきます。

若いうちは失敗してもやり直せる機会がたくさんあります。

だからこそ、毎日でなくても構いません。

「今日はもう一歩だけ頑張ってみよう」と思える日が増えれば、数年後には大きな差になって表れるのではないかと私は感じています。


成果の伸び方は働き方で変わるのかもしれない

今回の記事を書きながら、私自身も改めて考えさせられました。

昭和世代の働き方がすべて正しいとは思っていません。

残業が当たり前だった時代には、今では改善すべき点も数多くありました。

一方で、「毎日少しずつでも挑戦する」という姿勢は、今でも仕事をする上で大切な考え方ではないかと思っています。

毎日決めた仕事だけで終わるのではなく、少しだけ新しいことに挑戦してみる。
その積み重ねが、自信や経験となり、将来の大きな成果につながっていくことは、私自身が社会人生活の中で何度も経験してきました。

もちろん、人それぞれ価値観は違います。

だから管理職としては、「昔はこうだった」と押し付けるのではなく、「なぜもう少し頑張ってほしいと思うのか」を丁寧に伝えることが大切なのだと感じています。

仕事は納期を守れば終わりではありません。

その先には、自分自身の成長や、周囲からの信頼、次のチャンスがあります。

若手社員にも、そのことを少しずつ伝えていければと思っています。

私もまだ答えを持っているわけではありません。

だからこそ、これからも現場で感じたことを、このブログで皆さんと共有しながら、一緒に考えていきたいと思います。


まとめ

今回は、「今日はここまで」で仕事を終える若手社員を見て感じた、成果に対する考え方の違いについてお話ししました。

昭和世代は、「毎日全力で頑張ること」が成長につながると考えてきました。

一方で、Z世代は、自分のペースを大切にし、無理なく継続することを重視しているように感じます。

どちらが正しいという話ではありません。

大切なのは、お互いの価値観を理解し、それぞれの良い部分を仕事に生かしていくことではないでしょうか。

管理職である私自身も、時代の変化に戸惑うことがあります。

それでも、若手社員の考え方を理解しようとする姿勢を忘れず、これからも一緒に成長していきたいと思います。


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今回の記事とあわせて読むことで、Z世代の仕事観や育成について、より理解が深まります。

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。

※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。
すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

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