「自信がありません」と言う若手社員が増えた理由|50代上司が感じた変化 【第41回】

若手社員の育て方

こんにちは、昭和課長です。

皆さんの職場にも、こんな若手社員はいませんか?

  • 「自信がありません」
  • 「私には難しいです」
  • 「失敗したらどうしようと思って…」

私が若い頃は、多少できなくても

「まずやってみます!」

という人が多かったように思います。

もちろん失敗もありました。

それでも、とにかく挑戦しながら覚えていく時代でした。

ところが最近は、能力が低いわけではないのに、自信を持てない若手社員が増えたように感じます。

今回は、そんな若手社員との関わりを通じて感じた「自信がない若手が増えた理由」と、管理職として考え方を変えたことについてお話ししたいと思います。

自信がない若手社員との出来事

ある日、新しい業務を担当してもらおうとしたときのことです。

私は部下にこう伝えました。

この案件、次は君が担当してみないか?

すると返ってきた言葉は予想外でした。

自信がありません……。

私は正直驚きました。

その部下は仕事も丁寧で、周囲からの評価も悪くありません。

むしろ期待していたからこそ任せようと思ったのです。

しかし本人は、

  • まだ経験不足です
  • 失敗したら迷惑をかけます

と不安そうな表情をしていました。

昭和世代との違いを感じた瞬間

私たち昭和世代も不安がなかったわけではありません。

ただ、

「とりあえずやってみろ」

という空気がありました。

失敗しながら覚える。

怒られながら成長する。

そんな環境だったと思います。

だからこそ、

「自信がなくても挑戦する」

という考え方が自然でした。

一方で今の若手社員は、

「自信がついてから挑戦したい」

という考え方を持つ人が少なくありません。

ここに大きな世代差を感じました。

なぜ若手社員は自信を持てないのか

失敗への不安が大きい

最近の若手社員を見ていると、失敗そのものよりも、

「失敗したときにどう見られるか」

を気にしているように感じます。

SNSの普及も影響しているのかもしれません。

常に他人と比較される環境の中で育ってきた世代です。

そのため、

「完璧にできないならやらない」

という心理が働くことがあります。

この傾向は、【第38回】「言われたことしかやらない」は本当か?Z世代部下の“失敗回避思考”でも詳しく書きました。

失敗を避けようとする考え方は、自信のなさにもつながっているように感じます。

成功体験が少ない

もう一つ感じるのは、小さな成功体験が不足していることです。

昔は、失敗しても周囲がフォローしながら成長させる文化がありました。

しかし現在は、ミスへの目線が厳しくなっています。

その結果、挑戦する機会そのものが減り、成功体験も積みにくくなっているのかもしれません。

褒められて育った世代だから?

よく

「褒められて育った世代だから弱い」

と言われることがあります。

しかし私はそう単純ではないと思っています。

実際には、褒められて育ったから弱いのではなく、失敗経験が少ないから自信を持ちにくいのではないでしょうか。

「メンタルが弱い」と決めつけていた私

以前の私は、

「最近の若手はメンタルが弱いな」

と思っていました。

しかし実際に話を聞くと、弱いのではなく慎重なのです。

このことに気づいたのは、【第36回】「メンタルが弱い」は本当か?叱られる経験が少ない世代との向き合い方を書いた頃でした。

彼らは打たれ弱いのではなく、叱られる経験そのものが少ない。

だからこそ、失敗や指摘を過度に恐れてしまう部分があるのです。

管理職として考え方を変えたこと

完璧を求めすぎない

以前は、

「任せる以上はちゃんとやってほしい」

と思っていました。

しかし今は、最初から100点を求めないようにしています。

まずはやってみる。

そこから修正する。

そのほうが若手も挑戦しやすくなります。

小さな成功を積ませる

いきなり大きな仕事を任せるのではなく、少し頑張ればできる仕事を任せる。

そして、できたらしっかり認める。

この積み重ねが自信につながります。

「失敗しても大丈夫」を伝える

管理職として最も大切だと感じているのは、

「失敗しても見捨てない」

というメッセージを伝えることです。

若手社員は思っている以上に上司の反応を見ています。

だからこそ、安心して挑戦できる環境づくりが重要だと感じています。

また、若手社員とのコミュニケーション不足が不安を大きくしている場合もあります。

その点については、【第39回】「なんで相談してくれない?」と悩んだ私が知ったZ世代の“報連相”の考え方でも詳しく触れています。

自信は最初からあるものではない

振り返ってみれば、私自身も若い頃から自信があったわけではありません。

失敗して、怒られて、恥をかいて、少しずつ身につけてきました。

自信とは、経験の結果として生まれるものなのだと思います。

だからこそ、自信がない若手社員に必要なのは、根性論ではなく経験なのかもしれません。

最近はコミュニケーションの取り方そのものも変化しています。

若手社員との関わり方については、【第40回】「電話が苦手です」と言われて驚いた私が知ったZ世代のコミュニケーション事情でも紹介しています。

まとめ

最近、

「自信がありません」

と言う若手社員が増えたように感じます。

しかしそれは、能力がないからではありません。

失敗を恐れる時代背景や、育ってきた環境の違いが大きく影響しているように思います。

私たち管理職にできることは、無理に背中を押すことではなく、安心して挑戦できる環境をつくることです。

世代が違えば考え方も違います。

だからこそ、相手の価値観を理解しながら向き合うことが大切なのかもしれません。

同じように若手育成に悩む管理職の皆さんの参考になればうれしいです。

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※本記事は実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう配慮しています。
※本記事内の画像にはAI(ChatGPT/DALL·E)およびCanvaで作成した画像を含みます。

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