「とりあえずやってみます」がない理由|Z世代が動き出すまでの思考回路 【第24回】

世代ギャップ

こんにちは、昭和課長です。

悩める昭和課長
悩める昭和課長

「これ、やっておいて」


そう伝えたとき、昔なら――

「とりあえずやってみます!」

そんな返事が返ってきたものです。

でも最近は、

Z世代部下B
Z世代部下B

「少し確認してから進めます」
「一度整理してからでもいいですか?」

こんな返答が増えてきました。

正直なところ、
「いいからまずやってみてくれ…」
そう思ったことも一度や二度ではありません。

今回は、
Z世代はなぜ“すぐ動かないのか”
そして、どうすればスムーズに動けるようになるのかを、実体験をもとに考えていきます。

なぜZ世代は「すぐ動かない」のか?

失敗を避ける意識が強い

Z世代の特徴としてよく挙げられるのが、
「失敗を避ける意識の強さ」です。

これは過去の記事でも触れましたが、
失敗を避けるZ世代?昭和世代が「失敗から学んできた理由」【第13回】でも書いた通り、
ミスをしないことが評価につながる環境で育ってきた影響が大きいと感じています。

そのため、
「とりあえずやる」よりも、
「失敗しない状態を作ってから動く」ことを優先します。

この意識が、動き出しの遅さにつながっているのです。

情報が揃わないと動けない

もう一つの特徴が、
情報不足のまま動くことへの抵抗感です。

私たちの世代は、走りながら考えることが当たり前でした。
しかしZ世代は、「情報を揃えてから動く」ことを重視します。

だからこそ、
「確認してから進めます」という言葉が自然に出てくるのです。

これは前回の記事、
なんでそんなに確認するの?Z世代部下の“慎重すぎる仕事術”の正体【第23回】ともつながる部分で、
“確認の多さ”と“動き出しの遅さ”は同じ根っこにあると感じています。

「正解」を探してから動く習慣

今はネットやSNSで、簡単に“正解っぽい情報”が手に入る時代です。

その影響もあり、Z世代は
「最適解を探してから行動する」傾向があります。

この姿勢自体は悪いことではありませんが、
スピードが求められる場面では「遅い」と感じられてしまいます。

「動かない」のではなく「動けない」理由

判断基準がわからない不安

実は多くの場合、
動かないのではなく、動けないのです。

「どこまでやっていいのか」
「どこから確認が必要なのか」

この基準が曖昧だと、どうしても慎重になります。

特に経験が浅い段階では、
判断材料が少ないため、一歩目が踏み出せなくなります。

過去の指摘経験がブレーキになる

一度でも、

「なんで勝手にやったの?」
「確認してから動いて」

と言われた経験があると、人は動きづらくなります。

この“経験”が、無意識のブレーキとなり、
「まず確認しよう」という行動につながるのです。

自己責任を強く意識している

Z世代は、
「自分の判断=自分の責任」と強く考える傾向があります。

だからこそ、軽い気持ちで動くことができません。

これは裏を返せば、
責任感が強い世代とも言えます。

上司が感じる違和感の正体

「まずやれ」という価値観とのズレ

私たち世代にとっては、
「まずやってみる」が当たり前でした。

この価値観の違いが、
大きな違和感を生みます。

スピード感の違いによるストレス

仕事ではスピードも重要です。

そのため、動き出しが遅いと、
どうしてもストレスを感じてしまいます。

特に忙しいときほど、
「なぜ今動かない?」という気持ちが強くなります。

期待とのギャップがモヤモヤを生む

「これくらいはすぐ動けるはず」

そんな期待があるほど、
現実とのギャップにモヤモヤします。

このズレを放置すると、
お互いにストレスが溜まってしまいます。

Z世代部下を動かすための関わり方

「完璧じゃなくていい」と伝える

まず大切なのは、
完璧を求めすぎなくていいと伝えることです。

それだけで、心理的なハードルは大きく下がります。

最初の一歩を具体的に示す

「まずこれだけやってみて」

といった形で、行動のハードルを下げると、
スムーズに動き出せるようになります。

抽象的な指示ではなく、
具体的な一歩を示すことがポイントです。

途中報告を前提にする

「途中で確認してくれればOK」

と伝えることで、
安心して動けるようになります。

最初から完璧を求めるのではなく、
途中で軌道修正できる環境を作ることが大切です。

価値観の違いを理解すると見え方が変わる

「経験重視」と「リスク回避」の違い

私たちは経験から学ぶ世代。
Z世代はリスクを避ける世代。

どちらも間違いではありません。

大切なのは、
違いを理解することです。

環境の違いが行動の差を生む

育ってきた環境が違えば、
行動の基準も変わります。

そう考えると、
「なぜ動かないのか」が少し見えてきます。

歩み寄りがチーム力を高める

お互いの違いを認めて歩み寄ることで、
チームとしての力は確実に上がります。

違いを否定するのではなく、
活かす視点を持つことが大切です。

まとめ

「動かない」のではなく、
「動けない理由がある」

そう考えるだけで、見え方は大きく変わります。

上司としてできるのは、
急かすことではなく、動きやすい環境を作ること。

それが結果的に、
チーム全体のスピードアップにつながっていきます。

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。

※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

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