こんにちは、昭和課長です。
最近、職場でこんな言葉を耳にすることが増えました。
「実は転職を考えています」
まだ入社して1年ほどの若手社員から、そんな相談を受けたとき、正直私は驚きました。
昭和世代の感覚で言えば、まず思い浮かぶ言葉はこれです。
「石の上にも三年」
どんな仕事でも、最初の数年は大変なもの。続けていくうちに少しずつ経験が増え、できることも増えていく。そんなふうに教えられてきました。
しかし最近の若い世代、いわゆるZ世代は、少し違う価値観を持っているようです。
今回は、管理職として若手社員と接する中で感じたZ世代の転職観について、実体験をもとに考えてみたいと思います。
昭和世代にとって転職は「最後の選択肢」だった
私たち昭和世代にとって、転職というのは決して気軽なものではありませんでした。
- 一度入社した会社で長く働く
- 苦しい時期も乗り越える
- 経験を積みながらキャリアを作る
そうした考え方が、当たり前のように存在していました。
もちろん転職する人もいましたが、それは「よほどの理由がある場合」という印象が強かったと思います。
だからこそ、若手社員があっさりと転職を考えている姿を見ると、どうしてもこう思ってしまうのです。
「なぜそんなに早く辞めようとするのだろう?」
Z世代にとって転職は「キャリアの選択肢の一つ」
しかし、若手社員と話しているうちに、少しずつ考えが変わってきました。
彼らにとって転職は、特別なものではありません。
むしろ、キャリアを作るための一つの選択肢として考えられているようです。
例えば、こんな会話がありました。

「まだ1年だよね。もう転職を考えているの?」

「はい。でも合わない環境で長く続けるより、自分に合う場所を探した方がいいと思っていて…」
この言葉を聞いたとき、私は少し考えさせられました。
昭和世代は「会社に合わせる」という発想が強いのに対して、Z世代は「自分に合う環境を選ぶ」という発想なのかもしれません。
こうした価値観の違いは、仕事の進め方にも表れていると感じます。
実際、以前の記事でも書きましたが、若手社員の行動が「指示待ち」に見える背景にも、Z世代なりの仕事観があるようです。
(関連記事)
【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観
実は1年以内に辞める人も珍しくない
実際、最近は新卒1年以内で転職を考える若手も珍しくありません。
厚生労働省のデータによると、新卒社員の離職率は年々一定数あり、1年以内に離職する人は約1割以上いると言われています。
つまり、10人入社すれば1人以上は1年以内に辞めている計算になります。
こうした数字を見ると、「最近の若者はすぐ辞める」と感じていたことも、実は特別なことではないのかもしれません。
Z世代が転職を考える理由
実際に若手社員の話を聞いてみると、転職を考える理由はいくつか共通しているように感じます。
①成長を実感できない
「このまま続けても成長できるのか分からない」
これは多くの若手が口にする言葉です。
昭和世代は、まずは仕事を覚えることを優先してきましたが、Z世代は成長スピードをとても重視しているようです。
②評価への不安
「頑張っても評価されないのではないか」
そんな不安を感じると、早めに環境を変えた方がいいと考える人もいます。
この点は、以前の記事でも書きましたが、Z世代は失敗や評価をとても気にする傾向があります。
(関連記事)
【第13回】失敗を避けるZ世代?昭和世代が「失敗から学んできた理由」
③仕事と人生のバランス
昭和世代は「仕事中心の生活」が当たり前でした。
しかしZ世代は、仕事だけでなくプライベートや自己成長も大切にします。
そのため、働き方が合わないと感じた場合、転職を前向きに考えることもあるようです。
世代の違いを感じる職場の出来事
ある日、若手社員が退職の相談に来たことがありました。
私は思わずこう聞きました。
「もう少し続けてみようとは思わないの?」
すると彼は、少し考えてからこう答えました。
「もちろん悩みました。でも、今のうちに動いた方が自分の可能性を広げられると思ったんです」
その言葉を聞いたとき、私はハッとしました。
昭和世代は「我慢して続ける」ことで道を切り開いてきました。
しかしZ世代は、「環境を変える」ことでチャンスを広げようとしているのかもしれません。
昭和世代が学ぶべきこと
もちろん、すぐに辞めてしまうことが必ずしも良いとは限りません。
仕事は続けることで見えてくることもあります。
経験を積むことで、できることも増えていきます。
ただ一方で、Z世代の価値観から学べることもあると感じています。
- 自分のキャリアを主体的に考える
- 環境を選ぶことを恐れない
- 自分に合う働き方を大切にする
まとめ:世代の違いを理解することが大切
昭和世代とZ世代では、働き方や価値観が大きく違います。
昭和世代は「続けること」に価値を見出してきました。
一方でZ世代は「自分に合う環境」を重視しています。
どちらが正しいというわけではありません。
大切なのは、世代の違いを理解し、お互いの考え方を知ることだと思います。
私自身、若手社員と話す中で、少しずつ新しい価値観を学んでいるところです。
もし同じように「最近の若手はすぐ辞める」と感じている方がいたら、一度ゆっくり話を聞いてみるのもいいかもしれません。
そこには、昭和世代とは違う新しい仕事観が見えてくるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Z世代の仕事観シリーズ
【第13回】失敗を避けるZ世代?昭和世代が「失敗から学んできた理由」
【第6回】「指示待ちなのか?」と感じた私が気づいたZ世代の仕事観
【第8回】「報連相しない若手」に違和感…期限ギリギリで相談してくる理由
※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。


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