「言われたことしかやらない」は本当か?Z世代部下の“失敗回避思考” 【第38回】

若手社員の育て方

こんにちは、昭和課長です。

最近、若手社員を見ていて、

「指示したことはやる。でも、それ以上はやらない」

そんな場面が増えたように感じます。

こちらとしては、

「気づいたなら動いてほしい」
「自分で考えて一歩踏み込んでほしい」

と思うのですが、若手側はどこか慎重です。

その結果、

“言われたことしかやらない”

ように見えてしまうことがあります。

ただ、実際に接していると、

「やる気がない」
「サボりたい」

というより、

“失敗したくない”

という気持ちの方が強いようにも感じます。

前回の記事、 Z世代が防御線を張って挑戦しない理由|50代上司が感じた“順番の違和感”【第37回】 でも触れましたが、最近の若手は“失敗回避”をかなり重視しています。

だからこそ、

  • 勝手に動いて怒られたくない
  • 間違えたくない
  • 責任を負いたくない

という心理から、

「指示待ち」

に見える行動につながっているのかもしれません。

今回は、

  • なぜ若手社員は“言われたことしかやらない”のか
  • 本当に主体性がないのか
  • 上司としてどう接すると変わるのか

について、50代管理職の視点から考えてみたいと思います。

「言われたことしかやらない」と感じる瞬間

頼まれた仕事しかしない

最近の若手社員を見ていると、

「頼まれたことはちゃんとやる」

んです。

むしろ真面目な子も多い。

ただ、その一方で、

  • 周囲を見て動く
  • 先回りする
  • 自分で判断して補う

という行動は少なく感じます。

そのため、50代上司からすると、

「言われたことしかやらない」

ように見えてしまうのです。

気づいていても動かない

さらに不思議なのが、

「気づいていないわけではない」

ケースです。

実際に話を聞くと、

「気づいていました」
「どうしようか迷っていました」

と言う若手も少なくありません。

つまり、

“考えていない”

のではなく、

“勝手に動くことを怖がっている”

のです。

「確認してから動きます」が増えた

最近よく聞くのが、

「確認してから動きます」

という言葉です。

もちろん確認自体は悪いことではありません。

ただ、昔の感覚で言えば、

「そこは自分で判断して進めていいんじゃない?」

と思う場面もあります。

しかし若手側からすると、

「勝手に進めて失敗したら怖い」

という心理が先に来ているのかもしれません。

なぜZ世代は“指示待ち”に見えるのか

失敗すると強く落ち込む

最近の若手社員を見ていると、一度の失敗でかなり落ち込むケースがあります。

私たち世代は、

  • 怒られながら覚える
  • 失敗しながら成長する

という感覚が強かったと思います。

しかし今の若手は、

「失敗=自分の価値が下がる」

と感じやすい傾向があります。

「勝手にやる=危険」という感覚

私たち世代は、

「まずやってみろ」

で育ってきました。

多少失敗しても、

「次気をつけろ」

で済む時代もありました。

しかし今の若手は、

  • ミスへのプレッシャー
  • コンプライアンス意識
  • 周囲からの評価

にかなり敏感です。

そのため、

「勝手に動いて失敗するくらいなら、確認してから動こう」

という思考になりやすいのだと思います。

怒られない行動を優先している

前回の記事、 Z世代が防御線を張って挑戦しない理由|50代上司が感じた“順番の違和感”【第37回】 でも書きましたが、最近の若手は“怒られないこと”をかなり重視します。

だから、

  • 自分の判断を避ける
  • 指示通りに動く
  • 責任を持ちすぎない

という行動になりやすいのです。

実は“やる気がない”わけではない

慎重すぎるだけのケースも多い

実際には、

  • 指示された仕事は丁寧
  • 真面目
  • 責任感もある

若手は多いです。

ただ、

「失敗しないこと」

を優先しすぎて、結果的に“指示待ち”に見えてしまう。

そんなケースも少なくありません。

「責任」を重く感じやすい

最近の若手は、

「自分の判断で失敗したらどうしよう」

という不安を強く抱えているように感じます。

だからこそ、

「まず指示を確認する」

という行動になりやすいのでしょう。

正解を求めすぎる世代背景

今の若手は、

  • 学校教育
  • SNS
  • ネット検索

など、“正解を探す文化”の中で育っています。

そのため、

「まず自分でやってみる」

よりも、

「正しい答えを確認してから動く」

傾向があります。

以前の記事、 若手社員が指示待ちになる理由|自分で動かない本当の原因と上司の対処法【第26回】 でも書きましたが、“主体性がない”というより、“失敗回避が優先されている”と考えた方が理解しやすいのかもしれません。

50代上司が感じるモヤモヤ

昭和世代は“まず動く”文化だった

私たち世代は、

  • まず動く
  • 失敗しながら覚える
  • 現場で鍛えられる

そんな空気の中で育ってきました。

だからこそ、

「まず一回やってみようよ」

と思ってしまいます。

「失敗して覚える」が普通だった

昔は、

「失敗したら次気をつければいい」

という感覚がありました。

しかし今は、

「失敗しないこと」

自体が重視される時代です。

この価値観の違いが、世代間ギャップを大きくしているのかもしれません。

「考えて動け」が伝わりにくい時代

上司側は、

「自分で考えて動いてほしい」

と思っています。

ただ若手側は、

「どこまで勝手にやっていいのかわからない」

と感じているケースも多いです。

だからこそ、“主体性を求めるだけ”ではなく、“安心して動ける環境”も必要なのだと思います。

若手社員を“指示待ち”から変える接し方

「自分ならどうする?」を増やす

全部答えを与えるのではなく、

「自分ならどう考える?」
「他に方法はありそう?」

と、“考える余白”を作ることが大切です。

小さな裁量を渡してみる

いきなり全部任せるのではなく、

  • 一部分だけ
  • 小さい判断だけ
  • 限定的な裁量

を渡すと、若手も動きやすくなります。

「失敗しても大丈夫」を具体的に伝える

「最終確認はこちらでやる」
「まずは試しでやってみよう」

と伝えるだけでも、若手はかなり動きやすくなります。

結果だけでなく“考えた過程”を認める

たとえ失敗しても、

「自分で考えたのは良かった」

と認めてもらえると、若手は少しずつ挑戦しやすくなります。

まとめ|“言われたことしかやらない”の裏にあるもの

50代上司から見ると、

「もっと自分で考えて動いてほしい」

と思う場面は本当に多いです。

ただ、その背景には、

  • 怒られたくない
  • 間違えたくない
  • 失敗したくない

という強い不安があります。

だからこそ、

単純に「最近の若手は主体性がない」と決めつけるのではなく、

“安心して動ける環境”を作ること。

それが、これからの管理職には求められているのかもしれません。

※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。

※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。

※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。
すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。

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