こんにちは、昭和課長です。
最近、若手社員と接していて、こんな場面が増えました。
「それ、難しいです」
「自分にはできないかもしれません」
「やったことないので厳しいです」
もちろん、本当に難しい仕事もあります。
でも、こちらから見ると、

(心の声)
「いや、まだ何も試してないよね?」
「少し工夫すればできそうなのに…」
そんなふうに感じることも少なくありません。
私たち50代世代は、
- まずやってみる
- 試行錯誤する
- 工夫してから“無理”を判断する
そんな働き方をしてきました。
だからこそ、
“挑戦する前に防御線を張る”
ように見える若手に、戸惑うことがあります。
今回は、
- なぜZ世代は先に「できない」と言うのか
- なぜ挑戦を避けるのか
- 上司としてどう接すると変わるのか
について、50代管理職として現場で感じたリアルな経験をもとに考えてみたいと思います。
なぜZ世代は先に「できない」と言うのか
失敗への恐怖が以前より強い
最近の若手社員を見ていると、
「まず挑戦する」
よりも、
「失敗しないか確認する」
を優先しているように感じます。
これは単なる甘えではなく、時代背景も大きいと思います。
昔よりも、
- ミスへの視線
- SNSでの比較
- 評価への敏感さ
が強くなっています。
そのため、
「失敗して恥をかきたくない」
「怒られたくない」
「無能だと思われたくない」
という気持ちが先に出やすいのです。
「怒られたくない」が行動を止める
以前の記事、 「メンタルが弱い」は本当か?|叱られる経験が少ない世代との向き合い方【第36回】 でも触れましたが、最近の若手は「叱られる経験」が少ないまま社会に出てくるケースがあります。
そのため、一度強く否定されたり、失敗で厳しい反応を受けたりすると、自信を大きく失いやすい傾向があります。
結果として、
「まず防御線を張る」
という行動につながっているように感じます。
SNS時代特有の“比較疲れ”
私たちの若い頃は、比較対象といえば会社の同僚や友人くらいでした。
しかし今は、SNSを開けば、
- 仕事ができる人
- 成果を出している人
- キラキラした成功体験
が大量に流れてきます。
常に誰かと比較される環境の中で育っているため、「失敗=価値が下がる」と感じやすいのかもしれません。
50代上司が感じる「順番が逆」という違和感
昭和世代は“まずやる”文化だった
私たち世代は、
- とにかく動く
- やりながら覚える
- 失敗して成長する
そんな空気の中で育ってきました。
だからこそ、
「まだ試してないのに、なぜ先に“無理”になるの?」
と感じるのは自然なことだと思います。
雑巾を絞る前から諦めているように見える
この感覚を例えるなら、“雑巾絞り”に近いかもしれません。
雑巾を絞って、絞って、それでも一滴も出なくなったなら、
「もう無理だ」
と諦めても納得できます。
でも、若手の中には、
“まだ雑巾を絞ってもいないのに、先に諦めてしまう”
ように見える場面があるのです。
もちろん本人たちは真剣です。
ただ、50代管理職からすると、
「まず一回やってみようよ」
というモヤモヤが残ることがあります。
「やる前から諦める」に見えてしまう理由
以前の記事、 「できます」とすぐ言わない若手社員|上司が感じる“もったいなさ”の正体【第34回】 でも書きましたが、最近の若手は“自信がついてから動こう”とする傾向があります。
しかし、実際の仕事は、
「やりながら覚える」
場面の方が圧倒的に多いです。
だからこそ、上司世代との間で「仕事への感覚のズレ」が起きやすいのだと思います。
実は“能力不足”ではないケースが多い
やればできる若手は意外と多い
現場で見ていると、
- 少しヒントを出す
- 一緒に整理する
- 小さく始めさせる
だけで、意外とできてしまう若手も多いです。
つまり、
“できない”
というより、
“失敗が怖くて動けない”
状態なんですよね。
問題は「心理ブレーキ」
特に真面目な若手ほど、
- 失敗したくない
- 期待を裏切りたくない
- 迷惑をかけたくない
という気持ちが強いです。
だから最初に、
「できません」
と言ってしまう。
これは能力というより、“心理ブレーキ”の問題なのかもしれません。
防御線を張る若手への接し方
「できないの?」ではなく「どこまで試した?」
ここで、
「なんでやる前から無理って言うの?」
と言ってしまうと、さらに防御線が強くなります。
そこで効果的なのが、
「今どこまで試した?」
「何が難しかった?」
「別の方法はありそう?」
と、“思考”を促す聞き方です。
すると若手側も、
「少し考えてみようかな」
に変わることがあります。
小さく挑戦させる
いきなり全部任せるのではなく、
- 一部分だけ
- まず5分だけ
- 仮でやってみる
など、ハードルを下げると動きやすくなります。
Z世代は、
「完璧にやらなければ」
と思い込みやすい傾向があります。
だからこそ、
“小さな成功体験”
を積ませることが大切です。
「失敗しても大丈夫」を具体的に伝える
若手にとっては、
「失敗してもフォローする」
「最終確認はこちらでやる」
「まずは練習感覚でいい」
と言われるだけでも、心理的ハードルが下がります。
安心感があると、人は挑戦しやすくなるものです。
50代管理職に必要なのは“鍛える”より“安心”
昔の成功体験が今は通用しにくい
私たち世代は、
- 根性
- 我慢
- 場数
で育ってきました。
しかし今は、時代も価値観も変わっています。
「まずやれ」
だけでは、動けない若手が増えているのも事実です。
安心感が挑戦を生み出す
最近感じるのは、
“安心できる環境があると、若手は意外と挑戦する”
ということです。
逆に、
- 否定される
- 怒られる
- 恥をかく
という不安が強いと、防御線はどんどん厚くなっていきます。
まとめ|防御線の奥には“不安”がある
50代管理職からすると、
「まず工夫してみようよ」
と思う場面は本当に多いと思います。
ただ、Z世代は、
- 怒られたくない
- 失敗したくない
- 否定されたくない
という不安を強く抱えています。
だからこそ、
「挑戦しない若手」
として切り捨てるのではなく、
“安心して挑戦できる空気”を作ること。
それが、今の時代の管理職に求められている役割なのかもしれません。
※本記事は実際の経験をもとに、一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。


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