指示待ち社員の育て方|50代管理職が実践する「自分で考える部下」を育てる方法 【第44回】

若手社員の育て方

こんにちは、昭和課長です。

管理職をしていると、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。

「言われたことしかやらない」

「指示しないと動かない」

「自分で考えて行動してほしい」

私自身、製造業の現場でZ世代を含む若手社員と一緒に働く中で、この悩みに何度も直面してきました。

特に管理職になったばかりの頃は、「なぜ自分から動かないのだろう」とイライラしたこともあります。

しかし今振り返ると、若手社員が指示待ちになるのには理由がありました。

今回は私自身の経験をもとに、指示待ち社員の育て方についてお話ししたいと思います。

指示待ち社員は本当にやる気がないのか?

まず最初にお伝えしたいのは、指示待ち社員だからといって、必ずしもやる気がないわけではないということです。

実際に私が見てきた若手社員の多くは真面目でした。

与えられた仕事はきちんとこなします。

遅刻もしません。

責任感もあります。

ただ、自分から動こうとしないのです。

以前はそれを「主体性がない」と決めつけていました。

しかし話を聞くうちに、別の理由が見えてきました。

  • 失敗したくない
  • 間違えたくない
  • 勝手に動いて怒られたくない
  • 何が正解かわからない

つまり怠けているのではなく、不安が大きいケースが多かったのです。

指示待ちになる原因は上司側にもある

今だから言えますが、若手社員だけが原因ではありません。

実は上司側の関わり方が影響していることもあります。

例えば私自身、以前は細かく指示を出しすぎていました。

「これをやって」

「次はこれ」

「終わったら報告して」

その結果、部下は指示を待つ習慣が身についてしまったのです。

上司がすべて決めてしまえば、部下は考える必要がありません。

これは管理職として反省した点の一つです。

まずは小さな判断を任せてみる

主体性を育てるために私が最初に取り組んだのは、小さな判断を任せることでした。

いきなり大きな仕事を任せるのではありません。

例えば、

  • どちらの方法が良いと思う?
  • 君ならどう進める?
  • 何か改善案はある?

このように考える機会を増やします。

最初は戸惑います。

しかし少しずつ自分の意見を言えるようになります。

主体性は突然生まれるものではありません。

小さな経験の積み重ねによって育つものだと感じています。

失敗を責めない環境づくりが重要

最近の若手社員は失敗への恐怖が強い傾向があります。

その背景については、関連記事でも詳しく書いています。

【第38回】「言われたことしかやらない」は本当か?Z世代部下の“失敗回避思考”

私も以前は結果ばかり見ていました。

しかし今は挑戦したこと自体を評価するようにしています。

たとえ失敗しても、

「なぜそう考えたの?」

「次はどうする?」

と対話するようになりました。

すると若手社員は少しずつ自分で判断するようになります。

失敗を責める職場では誰も挑戦しません。

挑戦できる環境こそが主体性を育てる土台になるのです。

指示待ち社員へのNG対応

逆にやってはいけない対応もあります。

それは感情的に叱ることです。

例えば、

「なんで自分で考えないんだ!」

「言われなくても動け!」

このような言葉です。

私も昔は言ってしまったことがあります。

しかしこれでは部下はさらに萎縮します。

結果として、ますます指示待ちになるだけです。

指示待ちを改善したいなら、まず考える機会を与えることが重要です。

若手社員を育てる視点を持つ

以前の私は、即戦力を求めていました。

しかし若手社員は育成途中です。

最初から完璧にできる人はいません。

だからこそ、短期的な成果だけでなく成長を見る視点が必要です。

若手社員育成に悩む管理職の方は多いと思います。

その悩みについては、こちらの記事でも詳しくお話ししています。

【第6回】若手社員が指示待ちになる理由|自分で動かない本当の原因と上司の対処法

部下を変えようとする前に、自分の関わり方を見直す。

それが育成の第一歩かもしれません。

指示待ち社員を育てるために管理職ができること

私が実践していることをまとめると次のようになります。

  • 小さな判断を任せる
  • 考える機会を増やす
  • 失敗を責めない
  • 挑戦を評価する
  • 成長の過程を見る

これらは特別なスキルではありません。

管理職として意識を変えるだけでも実践できます。

まとめ

指示待ち社員の育て方に特効薬はありません。

しかし、指示待ちの背景を理解し、少しずつ主体性を育てることはできます。

私自身もまだ試行錯誤の途中です。

それでも以前より部下との関係は良くなり、自分で考えて動く若手社員も増えてきました。

もし今、若手社員の育成やZ世代の部下との接し方に悩んでいるなら、まずは「なぜ動かないのか」を理解することから始めてみてください。

きっと見え方が変わるはずです。


関連記事

まずはこちら

【第43回】Z世代との接し方完全ガイド|50代管理職が実践する7つのポイント

※本記事は実際の職場経験をもとに構成しています。

※個人や企業が特定されないよう内容を一部調整しています。

※本記事内の画像にはAI(ChatGPT/DALL·E)およびCanvaで作成した画像を含みます。

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