こんにちは、悩める昭和課長です。
最近、職場で若手社員と話していると、ふと気づくことがあります。それは「失敗をできるだけ避けようとする姿勢」です。もちろん、失敗したくないという気持ちは誰にでもあります。私たち昭和世代も同じでした。ただ、昭和世代の場合は「失敗して覚える」という感覚が、今よりもずっと強かったように思います。
今回は、昭和世代の私が現場で感じてきた「失敗と成功の関係」について、実体験を交えながら考えてみたいと思います。
昭和世代は「失敗しながら成長する」が当たり前だった
私たち昭和世代が社会人になった頃は、今ほど情報があふれている時代ではありませんでした。仕事でも趣味でも、まずはやってみる。そして、うまくいかなければ失敗して覚える。そんな経験を繰り返しながら、少しずつ前に進んできた人が多かったのではないでしょうか。
これは野球で考えるとわかりやすいかもしれません。打席に立てば、当然ですが三振することもあります。むしろ、最初からヒットやホームランを打てる人の方が珍しいでしょう。
- 三振してもまた打席に立つ
- 失敗しても次のチャンスに挑戦する
- 試行錯誤しながら上達していく
そんな経験を積み重ねながら、少しずつ成功をつかんできたのが昭和世代の働き方だったように思います。つまり、「失敗は成功への通過点」という感覚が、自然と身についていたのです。
Z世代は「失敗を避ける」傾向がある?
一方で、最近の若い世代、いわゆるZ世代を見ていると、少し違った価値観を感じることがあります。それは「できるだけ失敗しない選択をする」という考え方です。
これは決して悪いことではなく、むしろ合理的とも言えます。今はスマートフォンで調べれば、ほとんどのことに「正解」や「成功事例」が見つかります。
- 仕事の効率的なやり方
- おすすめの手順
- 先輩たちの成功事例
- 失敗を避けるためのノウハウ
こうした情報が簡単に手に入る時代だからこそ、わざわざ失敗を選ぶ必要がないとも言えるでしょう。また最近は「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉もよく耳にします。時間を無駄にしないことを重視する価値観です。
そのため、「遠回りをするより正解を選ぶ」「失敗する可能性がある挑戦は避ける」「効率の良い方法だけを選ぶ」という考え方が、Z世代にとってはごく自然な選択になっているのかもしれません。
実際の職場でも感じる「挑戦への慎重さ」
ある日、若手社員とこんな会話をしたことがありました。

「この企画、やってみない?若いうちはどんどん挑戦した方がいいよ」

「もし失敗したら迷惑をかけてしまうので、もう少し調べてからでもいいですか?」
その言葉を聞いたとき、私は少し驚きました。昭和世代の感覚だと、「まずはやってみて覚える」という考え方が当たり前だったからです。
ただ、よく考えてみると若手の言い分も理解できます。慎重に進めようとする姿勢は、むしろとても真面目な態度とも言えるでしょう。周囲への影響を考えて動くというのは、昭和世代にはあまりなかった発想かもしれません。
実は以前の記事でも、若手社員との価値観の違いについて書いたことがあります。合わせて読んでいただけると、より理解が深まると思います。
【第7回】「責任を取りたくないのか?」と感じた私が知ったZ世代の本音
若い世代が責任を避けているように見える理由について、実体験をもとに書いています。
打席に立たなければホームランは生まれない
昭和世代として、少し気になることもあります。それは、失敗を避けすぎると挑戦そのものが減ってしまうことです。
野球に例えるなら、三振を恐れるあまり打席に立たないような状態です。確かに打席に立たなければ三振はしません。でも同時に、ヒットもホームランも生まれないのです。
私自身も、これまでたくさんの失敗をしてきました。仕事での判断ミス、準備不足による失敗、思い込みによる勘違い。思い返すと恥ずかしい経験もたくさんあります。
それでも、そのときの失敗があったからこそ、今は同じミスを避けることができています。つまり、失敗は将来の自分を助けてくれる経験になっているということです。
報連相のタイミングにも世代の違いを感じる
もう一つ、最近感じるのが報連相のタイミングの違いです。昭和世代は「早めに相談する」ことを重視する傾向がありますが、若手の中には、ギリギリまで自分で解決しようとする人も少なくありません。
こんな会話もありました。

「どうしてもっと早く相談してくれなかったの?」

「自分で解決できると思っていたんです。迷惑をかけたくなくて…」
これも、若い世代なりの責任感の表れなのかもしれません。このテーマについては、こちらの記事で詳しく書いています。
【第8回】「報連相しない若手」に違和感…期限ギリギリで相談してくる理由とは
失敗の経験は人生の財産になる
失敗は、できればしたくないものです。しかし人生を振り返ってみると、成長のきっかけになったのは成功よりも失敗の経験だったように思います。
失敗をすると、次のようなことを自然と考えるようになります。
- なぜ失敗したのか
- 次はどうすればいいのか
- 同じミスを防ぐ方法は何か
こうした振り返りを繰り返すことで、少しずつ経験値が増えていきます。そして気づけば、昔なら失敗していたようなことでも、自然と避けられるようになっているものです。過去の失敗が、未来の成功を支えているとも言えるでしょう。
世代の違いを、対立ではなく学び合いに変える
ここまで昭和世代とZ世代の違いを書いてきましたが、どちらが正しい、どちらが間違っているという話ではありません。情報があふれる時代に育ったZ世代が「失敗を避ける」選択をするのは、ある意味とても合理的な生存戦略です。
一方で、昭和世代が積み重ねてきた「失敗しながら覚える」という経験にも、確かな価値があります。大切なのは、どちらの価値観も否定せず、それぞれの良さを取り入れていくことではないでしょうか。
たとえば、若手には「小さく試してみる」という選択肢を提案する。上司側は「失敗しても大丈夫」と思える環境を作る。そうした積み重ねが、世代を超えたチームづくりにつながっていくのだと思います。
まとめ:失敗は遠回りではなく「経験」
昭和世代の私たちは、たくさんの失敗をしながら前に進んできました。だからこそ、今でも思うことがあります。失敗は決して無駄ではないということです。
むしろ失敗こそが、人生の中で大きな財産になることもあります。三振を恐れて打席に立たなければ、ホームランは生まれません。小さな失敗を積み重ねながら、少しずつ成長していく。そんな昭和世代の経験も、これからの時代にきっと役に立つはずです。
これからも世代の違いを楽しみながら、お互いに学び合っていけたらいいですね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※本記事は、実際の経験をもとに一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載が可能な範囲で作成・使用しています。
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