こんにちは、昭和課長です。

(心の声)
「最近の若手、正直使えないな…」
50代の管理職やベテラン社員なら、一度はそんなふうに感じたことがあるかもしれません。
指示を出しても、なかなか動かない。
自分で判断しない。
少し注意しただけで距離を取られる。
私自身、何度もモヤモヤしてきました。
特に忙しい現場では、 「なんでこんな簡単なことができないんだ」 と思ってしまう瞬間があります。
でも、ある時ふと気づいたんです。
「本当に“使えない”のは彼らなのか?」と。
もしかすると、 私たち昭和世代・氷河期世代の“当たり前”が、今の時代とズレているだけなのかもしれません。
今回は、なぜZ世代が「使えない」と感じられてしまうのか、そして上司としてどう向き合えばいいのかを、現場目線で整理してみます。
Z世代が「使えない」と感じられる理由
まず最初にお伝えしたいのは、 「使えない」と感じる背景には、世代間の価値観の違いがあるということです。
能力だけの問題ではありません。
指示待ちに見える
「言われたことしかやらない」
これは多くの上司が感じる不満だと思います。
しかし実際には、 「どこまでやっていいのか分からない」 だけのケースもかなり多いです。
今の若手は、 “勝手にやって怒られる” ことを強く恐れています。
そのため、自己判断よりも確認を優先する傾向があります。
以前の記事、 「とりあえずやってみます」がない理由【第24回】 でも触れましたが、 彼らは“動かない”のではなく、“動けない”状態になっていることが多いのです。
慎重すぎて行動が遅い
昭和世代は、 「まずやれ」 「失敗しながら覚えろ」 という文化で育ちました。
しかしZ世代は違います。
まず調べる。
確認する。
正解を探す。
そのうえで動こうとします。
だから、スピード感に違和感を覚えるのです。
ですが本人たちは、 決してサボっているわけではありません。
むしろ、 「失敗しないように慎重に動いている」 感覚に近いのです。
コミュニケーションが薄く感じる
雑談が続かない。
リアクションが薄い。
飲み会にも積極的ではない。
これもよくある悩みです。
ただ、Z世代は「適切な距離感」を重視する傾向があります。
無理に踏み込まない。
プライベートを分ける。
それが普通なのです。
昭和世代のような、 「仕事終わりに飲みに行って本音を語る」 文化とは大きく異なります。
それは本当に能力の問題なのか?
評価基準そのものが違う
私たち世代は、 「とにかく動く人」が評価されました。
多少失敗しても、 チャレンジする人間が認められる時代でした。
一方でZ世代は、 「ミスしないこと」 「空気を乱さないこと」 を重視されやすい環境で育っています。
学校教育でも、 減点方式を強く感じながら育ってきた世代です。
つまり、 スタート地点の価値観が違うのです。
情報過多の時代で育っている
今は情報が多すぎる時代です。
SNSを開けば、 成功例も失敗例も一瞬で見えてしまう。
だからこそ、 「失敗したくない」 気持ちが強くなります。
選択肢が多すぎて、 逆に動けなくなる。
これは現代特有の悩みとも言えます。
「怒られ慣れていない」背景もある
昭和世代は、 厳しく叱られながら育った人も多いと思います。
しかし今の若手は、 強い叱責を受ける経験が少ないまま社会人になるケースも増えています。
そのため、 少し強めに注意されるだけで、 必要以上に萎縮してしまうことがあります。
Z世代の本音とは?
失敗が怖い
これはかなり大きなポイントです。
彼らは、 「失敗=評価が下がる」 という感覚を強く持っています。
だから、 簡単に挑戦できません。
以前の記事、 失敗を避けるZ世代?昭和世代が「失敗から学んできた理由」【第13回】 でも触れましたが、 “失敗して覚える”文化そのものが弱くなっているのです。
正解を求めすぎている
「これで合っていますか?」
確認が多い理由はここにあります。
間違えたくない。
怒られたくない。
その不安が、 行動のブレーキになっています。
成果より“安全”を優先している
昭和世代は、 「結果を出せ」 と言われてきました。
一方でZ世代は、 「炎上しない」 「怒られない」 ことを優先しやすい傾向があります。
だから大胆な行動が少なく見えるのです。
「使えない」と感じた時に上司ができること
判断基準を具体的に伝える
Z世代は、 曖昧な指示が苦手です。
「いい感じでやって」 では動きにくいのです。
そのため、
- ここまでは自分で判断してOK
- この段階で相談して
- 優先順位はこれ
このように具体化すると、かなり動きやすくなります。
小さな成功体験を積ませる
最初から大きな仕事を丸投げすると、 不安が強くなります。
まずは小さな成功を積ませる。
すると、 「自分でもできる」 感覚が育っていきます。
自信がつくと、行動量は大きく変わります。
感情ではなく仕組みで考える
「なんでできないんだ!」
そう感情的になると、 さらに萎縮させてしまいます。
それよりも、
- どうすれば動きやすいか
- 何が不安なのか
- どこで止まっているのか
を整理する方が、結果的にうまくいきます。
実はZ世代には強みもある
情報収集力が高い
必要な情報を探すスピードは非常に速いです。
検索力やITリテラシーは、 昭和世代より高いケースも多くあります。
リスク管理能力が高い
慎重さは弱点だけではありません。
大きなミスを防ぐ力でもあります。
確認を徹底する姿勢は、 品質管理では大きな強みになることもあります。
無駄を見抜く力がある
「その仕事、本当に必要ですか?」
そう聞かれて、 ドキッとした経験はありませんか?
でもそれは、 本質を考えている証拠でもあります。
古い慣習を見直すきっかけになることもあるのです。
まとめ|「使えない」ではなく“違う”だけかもしれない
「Z世代は使えない」
そう感じる瞬間は、確かにあります。
ですが実際には、 能力の問題というより、 価値観や育った環境の違いが大きいのだと思います。
私たち昭和世代が、 勢いと経験で動いてきたように、 彼らには彼らの“当たり前”があります。
だからこそ大切なのは、 無理に変えようとすることではなく、 理解したうえで活かすこと。
上司側の視点が少し変わるだけで、 職場の空気も大きく変わっていきます。
もし今、 「最近の若手、難しいな…」 と感じているなら、 まずは“使えない”というラベルを外してみる。
そこから関係性が変わり始めるのかもしれません。
※本記事は実際の経験をもとに、一部内容を再構成しています。
※個人や特定の状況が特定されないよう、一部内容を調整しています。
※本記事内の画像には、AI(ChatGPT / DALL·E)および Canva によって作成されたものを含みます。すべて商用利用・ブログ掲載可能な範囲で使用しています。


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